不格好経営

book201308今さらですが、DeNAに復帰された南場智子さん著の「不格好経営」を読みました。

以下、感想です。

チームDeNAの挑戦

南場智子さんは、元マッキンゼーパートナー、ハーバードMBA取得、そしてDeNAのファウンダー兼元社長というスーパービジネスエリートなわけですが、エリートとは思えない巧妙な語り口で、かなり面白く読めます。説教臭いビジネス論の全く逆で、自分をおとしてオチをつけるのはむしろ吉本芸人のようです。

本著でも、DeNAの創業から、社長復帰までのストーリーがジェットコースター感覚で読めます。実際、私は2時間かからず読み切ってしまいました。順調に思えるDeNAの沿革がこんなにもドラマチックで波乱に満ちたものであるか、お話として楽しめます。

旦那は3つのことを言った

最も印象的だったのが、創業時にシステム詐欺に合い、システムが間に合いそうもなく切羽詰まった時つぶやいた南場さんに対し、旦那さんが言った言葉。

 

  1. 諦めるな。その予算規模なら天才が3人いたら1ヶ月でできる。

  2. 関係者、特に出資者にありのままの事実を速やかに伝えること。決して仮称に伝えるな。

  3. システム詐欺という言葉をやめろ。加害者だ。被害者のような言い方していたら誰もついてこない。

 

本当に困っている時に、的確かつ整然としたアドバイスを送るなんて、この旦那すごいな。本著では、南場さんの父親も経営者であると書かれており、合理的で厳格な風に書かれている。この旦那さんと父親は似ているし、そういう人がプライベートでも集まってくるもんなんですね。

 

就職先としてのDeNA

最近は、就職先として人気が高く、高学歴の学生もばんばん入社しているとか。この本をやるとなんとなくわかります。ひとつは、事業をしたい人のための会社。コンサルではなく、自分が主体的に事業、もしくは新事業をやるなら、DeNAは選択枝に絶対入ってくると思います。もう一つは、しっかりとした評価制度。1年目からチャンスがあるとは、まさにこの会社のこと。1年目でもリーダーや管理職になっていくし、結果を残せば、やりたいことができるわけです。

非常に魅力的な会社……なんですが、それでも僕は青少年からお金を巻き上げるビジネスが軸である限りは、入りたいとは思わないかな。

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