不妊治療経験者必読! 不妊治療やめました~ふたり暮らしを決めた日~

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1冊本を紹介させてください。不妊治療経験者は涙無しでは読めないと思います。

<文庫版>

不妊治療、やめました。 ふたり暮らしを決めた日 [ 堀田あきお ]

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感想(10件)

<電子書籍版>

不妊治療、やめました。~ふたり暮らしを決めた日~【電子書籍】[ 堀田あきお ]

価格:648円
(2017/6/1 21:48時点)
感想(2件)


不妊治療は始めることも決断がいるし、なかなか難しいことだと思う。しかし、不妊治療をやめることはもっと難しい。

先日、元バレーボール選手の益子直美さんが不妊治療を経験し、45歳という期限を決めてきっぱりと治療を止めたというニュースがありました。年齢という期限を決めるのは1つの手だと思います。

不妊治療を続けるか否か、そんな岐路に立っている人は必見の本、というか漫画です。(20分くらいで読めます)。基本的にはコミカルタッチで、深刻な雰囲気は全くありません。

そして、私のような不妊治療を経験した人でも、経験者しか分かり得ないエピソードだらけで、非常に面白い。感動シーンも多々あり、僕は泣きました。号泣でした。

 

 

以下、あらすじです。ネタバレ含むので、あらすじを知りたくない人は、読まないでください。

不妊治療スタート

著者である堀田あきおさんは漫画家(wikipedia参照)で奥さんは漫画原案者の夫婦です。旦那さん35歳、奥さんが29歳の時に結婚。おそらく推定だが1990年頃なので、2017年現在の最先端の不妊治療事情とは少し異なるのかもしれません。

結婚式を予定していたものの、直前で子宮内膜症になり手術・入院、結婚式はなくなくキャンセル(この辺からすでに泣いてしまう)。

子宮内膜症になったことから、妊娠が一つの治療になると医者が言ったことから(29歳時点では妊娠を強く望んでいなかったが)若いうちの出産にトライするもなかなか生まれない。不妊治療のため、奥さんから旦那さんに「精液検査」をお願いすると、男の自分に原因があるわけがない!と最初は感じるが、「一緒に病院行くか!治療受けに!」と切り替えるところが個人的には泣きポイント。これは、時代も考えたらすごいことだと思う。今でこそ不妊原因の半分は男性にあると言われているが、30年前はきっと古代の考え方、産めない女性は離縁されるような考えが強かったはず。正直、僕でも精液検査、というか自分に原因がある可能性に抵抗がありました。

堀田夫婦はしばらくの間、体温測定したりと(おそらく)タイミング療法で治療を続けていましたが、うまくいかず。ステップアップで人工授精にトライしますが非常に辛かったのか、数回の人工授精でストレスが爆発し、一時中断。好きな時に食べ飲みを楽しみ、制限の無い生活を過ごす。そして中断した間に、自然妊娠が発覚。

妊娠2ヶ月でした。

めでたし、めでたし……とはいきませんでした。

 

様々な治療を経験

妊娠初期で、流産してしまいます。

この辺も泣けます。私たちも1度流産を経験致しましたが、この時のジェットコースターのように上げられてそこまで叩き付けられるような傷つき方を知っていると、また泣きます。

堀田夫婦はその後、子供への想いが増すばかりで、不妊治療を再開します。漫画では、明確な不妊原因は描かれておらず、子宮内膜症の影響はあるかもしれませんが、基本的には夫婦とも健康体だということでした。

最初の指導医者の方針か、かなり多く人工授精を行っています。結果がうまくいかず転院も行い、また夫のアレルギー体質が漢方で改善されたことから、漢方にも手を出します。漢方もピンキリですが、保険が効かないので、とても高いです。漫画では、費用の面から途中で断念したとあります。

そして、大学病院で体外授精にたどり着きます。

しかし、それでも結果は伴いませんでした。

 

そして、「不妊治療やめました」

ついに奥さんの心が折れてしまいます。

長い不妊治療でメンタルが疲弊し、これにて治療は終了しました。

その後、夫婦でカンボジアへツアーに行った時のことが描かれています。ある老婦が同じツアーに一人で参加していたようですが、聞くと子供もできず夫にも先立たれたとのことでした。しかし、非常にポジティブで明るく人生を楽しむことを知っている女性でした。この時の出会いが支えになったようで二人は子供に囚われず、また現状がとても恵まれていることに気づき、幸せに生きていくことを誓うのでした。

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以上が簡単なあらすじです。

大変拙いあらすじでこの漫画の面白さは伝えきれないのですが、私は号泣しながら読みました。そして、エンディングがなんとも心に響きます。出会いというのは、苦しんでいる人を救います。

漫画を通して、この夫婦は仲が良く信頼し合っていることがよく分かります(多少は美化されているかもしれませんが)。不妊治療を経験したことは、結果がうまくいこうがだめであろうが、夫婦で取り組み最初の難課題です。課題に対して二人で取り組むということが、結婚の真のテーマであることを実感します。この夫婦の無敵な感じは、そういった苦労を乗り越えてきたからかもしれません。

ちなみに、堀田夫婦のインタビューがこのサイトに載っています。

私たち自身、メンタルはずたぼろになりながらも多少洗脳されたかのように治療を続けていたので、治療を止めることは考えていませんでした。

もし結果が出ずに悩んでいる時にこの本に出会えていたら、生き方に大きな影響を与えているだろうと思います。

是非、読んでみてください。

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