
エネルギー管理士の実務経験って
どういうのが該当するの?
施工管理とか設計業務は該当する?
そんなあなたに、エネルギー管理士試験合格者の
管理人がお答えします。

エネルギー管理士には、試験に合格しただけだとなれません
晴れてエネルギー管理士の資格をゲットするには、
1年以上のエネルギーの使用の合理化に関する実務経験
が必要になります。
尚、書類作業としては、エネルギー使用合理化実務従事証明書 という書類に必要事項を記入して、会社の上長(工場長が妥当)の印鑑をもらい、事務局に送付という手順になります。
エネルギー管理センターのサイトでは、
エネルギーを消費する設備及びエネルギーの使用の合理化に関する設備の維持並びにエネルギーの使用の方法の改善及び監視をいいます
省エネルギーセンター HP
と書かれています。
さて、ここで実務経験に該当する例を記載します。
早速見てみましょう!
Contents
3つの実務経験のパターン例
ボイラーの運転・管理
工場で熱源として広く普及しているボイラーを運転・管理することが実務経験に含まれます。
熱管理で受験するみなさんにとっては最も経験が積み休み職務じゃないでしょうか。
蒸気を使用した濃縮装置の運転・管理
単純な電源のオン・オフや、設備を製造に使用しているだけでなく、機械装置をエネルギー管理の視点で運転操作、管理・監督することが実務にあたります。
濃縮工程のような大量に蒸気を使う設備に携わっている方々は実務経験が有るといえます。
発電設備や送電設備の運転・管理
電力会社の従業員の皆様や、自社内に自家発電設備がある場合、その運転管理に従事していると、実務にあたります。。
設計業務や工事管理業務は該当しない。
残念ながら、施工・設計、工事、設備の納入等の仕事はエネルギー合理化の実務経験に該当しません。
私自身もメーカー内プラントエンジニア的な仕事をしています。
現在の業務は設計が中心でPIDや図面を描いたりしていますが、エネルギー管理士の実務には該当しないことを試験合格後に知りました。
ちなみに、私はエネルギー管理士の免状申請は行いませんでした。
課長・部長に相談しましたが、上記の実務を行っていないので、実務証明できないということです。
受験自体が自己研鑽だったし、資格が必要な業務についているわけでもないので、未だ「試験合格者」のままでエネルギー管理士の資格者ではありません。
社内で実務経験を志願しよう!
もしあなたが実務経験が足りなくて困っているなら、答えは簡単、
社内で実務経験を積むためのアクションを起こしましょう!
合格後に実務経験を積めば資格者になることは可能です。
エネルギー管理士における実務は、とても広義な意味合いを含んでいます。
工場はエネルギーを大量に使用しているので、いたるところにエネルギーの合理化に関する業務があるはず。
チャンスと思って、
「エネルギーの使用を合理化できると思う、自分にやらせてください!」
と手を挙げましょう!
オフィスワークであっても電気はもちろん使用しています。
総務部のようなビルにおける電力量などを取り纏めている部署と交渉して、実務に関わらせてくれ!とお願いすることも1つの手です。
実務証明といっても、事業主の押印がいるだけなので、上司が資格取得に理解のある場合や、実務経験が無くても事業主は押印してくれるんだろうなぁと思います。
しかしながら、コンプライアンス的に絶対駄目です。
仮にもエネルギー管理士は国家資格。
是非ともまっとうな方法で、実務経験を積み、晴れて「エネルギー管理士資格者」になるようにしましょう!
以下、関連記事。
管理人は2年かけてエネルギー管理士に合格しました!
合格体験記として、その経緯を綴っています。長いですけど、もし良かったら見てください。
エネルギー管理士と相性MAXの公害防止管理者。
水質と大気で資格持っております。その時の合格体験記もついでに参考ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
通りすがりの者です。エネルギー管理士熱分野の受験を検討しておりまして、社内の冷凍機設備の保守管理を担当しております。
質問ですが、エネルギー管理士は電気主任技術者等とセットでないとあまり活用出来ないとネットで言われておりますが、実際はどうなのでしょうか?
今の職場では電気設備の管理を電気保安協会に委託しているため、当方の電気主任技術者の選任は難しいと思われ、仮に電気主任技術者試験を合格して、どれだけ長く働いても務経験としてカウントされない可能性があります。
ならば、実務経験としてカウントされる可能性があるエネルギー管理士から取得したいと思っております。
返事が遅くなってしまい申し訳ありません。やはり設備系の花形は電気主任技術者であるかと思います。正直エネルギー管理士は持っていても微妙ですね・・・
私が仮に電気に明るい人間であれば、職場環境による選任が厳しい環境であっても電験3種を勉強すると思います。ただ。全く電気の知識がないので・・・
電験に受かっていると受かっていないでは、大きな差があります。(たとえ実務経験が無かったとしても)つぶしが効くし、仮に転職の際でも優位に働くのではないでしょうか?
エネルギー管理士は、真面目であることは証明できるでしょうけど、専門知識を有している証明には成りえないでしょうね、現状では。
エネルギー管理士は熱分野なのですか?電気分野であれば、電験への階段になると思いますし、勉強しても損はしないかと。
うちの部署は設計、施工管理の人でも上が資格取得に理解があるからか、エネ管免状もらってます(申請書に具体的にどう書いたかは分かりませんが…)
実際、設計の時点でユーティリティの供給をどうするかを考えなければいけないので、ボイラーの電源をON・OFFするよりも設計実務の方が資格取得にふさわしいと思うんですけどね・・・
ルールなので仕方ないですが、実務経験はもう少し幅を広げてもらいたいですね。