エネルギー管理士になるための実務経験

エネルギー管理士試験の概要

IMG_0972

 

エネルギー管理士になるには、二つのコースがあります。

1つは、エネルギー管理士試験を受験し、合格すること。このコースが王道ですね。2つめは、認定研修を受けること。1つめのコースである試験は【熱分野】、【電気分野】に分かれており、私自身は熱分野で受験・合格しました。この辺の経緯は合格体験記でも書いています。私は2度の受験を経て、試験に合格しました。しかし、実は試験に合格しただけでは、エネルギー管理士になれません。そう、なれないのです。

 

試験合格後、2つの書類(wordファイル上は1枚になっております)を提出しなければ、エネルギー管理士にはなれないのです。その書類は

「エネルギー管理士免状交付申請書」

「エネルギー使用合理化実務従事証明書」

の2つです。

 

「免状交付申請書」は、名前や試験合格番号を記入して、収入印紙を貼ればいいので、試験合格者であればとくに問題無いと思います。なお、試験に新たに合格した場合は、3,500円の手数料となります。また、収入印紙は郵便局の窓口で購入できます。

問題は、エネルギー使用合理化実務証明書の方です。読んで字のごとく、エネルギーの使用の合理化に関する実務について証明しなければならないのです。

 

エネルギーの使用の合理化に関する実務

「エネルギーの使用の合理化に関する実務」が1年間あり、それが雇用者、具体的に言いますと社長か工場長かが証明すると、晴れてエネルギー管理士になれるのですが、さて、この「エネルギーの使用の合理化に関する実務」って、一体何なんでしょう?

エネルギー管理センターのホームページによると、

例えば熱設備の場合、ボイラ、ボイラ関連設備、蒸気原動機、蒸気輸送装置、貯蔵装置、ドレン回収装置、工業炉、蒸留装置、蒸発装置、濃縮装置、乾燥装置、加熱装置、熱交換器、乾留装置、ガス化装置、冷凍設備、空気調和設備、内燃機関、ガスタービンなどの運転、操作、管理、監督など、

電気設備の場合、発電設備、送電設備、受電設備、変電設備、配電設備、電動力応用設備、電気加熱設備、空気調和設備、照明設備、電気化学設備などの運転、操作、管理、監督などです。

という記載がありました。つまり、工場で機械装置を、エネルギー管理の視点で運転操作、管理・監督することが実務にあたるようです。単純に電源のオン・オフや、設備を製造に使用しているだけだと、実務には該当しないようです。

また、施行・設計、工事、設備の納入等の仕事は実務に当たらないです。私自身もメーカー内プラントエンジニア的な仕事をしています。現在の業務は設計が中心でPIDや図面を描いたりしていますが、エネルギー管理士の実務には該当しないことを試験合格後に知りました。余談ですが、私は、結局のところ、エネルギー管理士の免状申請は行いませんでした。課長・部長に相談しましたが、上記の実務を行っていないので、実務証明できないということになりました。まぁ、そこから社長印をもらうように話を構築するのは、面倒くさいなぁと私も思いました。

まぁ、実務証明といっても、事業主の押印がいるだけなので、上司が資格取得に理解のある場合や、エネルギー管理士が工場に足りなくて無理やりにでも資格取得させなければならない場合などは、実務経験が無くても事業主は押印してくれるんだろうなぁと思います。要は、上司との関係性なんですかね。

ちなみに、認定研修を受講した場合も、実務証明を提出しなければなりません。試験の場合は1年の実務で済みますが、認定研修だと3年の実務が必要となります。

エネルギー管理士になるには、試験合格後の方がハードルが高いかもしれません・・・

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>