多くの日本人は60歳まで働くという観念に縛られており、更には「生涯現役」という四文字熟語が背中を後押しするのか、定年退職の年齢を引き上げるという政府の策略への反対意見は少ないように感じます。
しかし60歳まで会社で働く、という法律があるわけではありません。
みんな、会社へ所属し続けるライフモデル観に洗脳されており、働き方について全く多様性が進んでいない状況です。
そんな中、欧米発で出てきた概念がFIREです。
FIREムーブメント
FIREとは、
Financial Independence, Retire Early
のイニシャルで、訳して財政的独立をして早期退職をしよう!というライフスタイルです。
仕事に縛られた日々から解放されて、自由気ままな生活を送ることは日本でも昔から多くの人が憧れていたと思うのですが、FIREで重要なのは財政的独立であり、方法としては不労所得があげられます。FIREは不動産所得または配当金所得等「投資」との関連性が強くあります。投資活動で生活費を賄うという点で、今までのアーリーリタイアとは一線を画していると感じます。
FIREムーブメントで重要なのは、Financial Independence
さて、私の職場に、信用取引で億り人に昇格された方がいるのですが、彼が言うには
「働くことはもはやオプション」
なのだそうです。
やめたくてやめたくて日々節約を行い貯めた元金で財を築くと、いつ会社を辞めてもいいわけで、特段やめたいという気持ちはなくなるという魔法のような事象が起きると解説頂きました。
働くもオプション、働かないもオプション。
いい身分ですね。
上述の通り、FIREの肝は財政的独立(FI)を達成することで「会社で仕事をする」がマストではなくなるということが最重要なのではないかと感じます。
財政的に独立すれば、アーリーリタイアの選択枝ができるわけです。
あらゆる投資と節約でFIREを達成しよう
40代でのFIREを達成することを目標に日々励んでいます。
株式投資、不動産投資、太陽光発電投資という3本柱で進めていますが、根底には日々の節約があります。
CNN MONEYのコラムによると
貯蓄率があがるにつれて退職までの時間が大幅に短縮される
と結論付けされています。
FIREの理念に通じるなぁと感じているのが、本多静六先生の人生哲学です。共通したライフスタイルを提案し、訴えています。
本多静六の本を読むと意識が変わります。
私の財産告白 では、
満40才までの15年間は、馬鹿と笑われようが、ケチと罵られようが、一途に奮闘努力、勤倹貯蓄、もって一身一家の独立安定の基礎を築くこと
と節約生活を説いています。
そして、投資についても以下のような名言。
金というものは雪だるまのようなもので、はじめはほんの小さな玉でも、その中心となる玉ができると、あとは面白いように大きくなっていく
FIREムーブメントに乗るしかない!と思っている私は40代も引き続き節約し、浮いたお金は投資に回す、を愚直に続けようかと思います。早く働くことがオプションって言えるようになりたい・・・