【男性不妊】妻が妊娠に至るまでの記録(4)タイミング療法【不妊治療】

IMG_4957

前記事は【男性不妊】妻が妊娠に至るまでの記録(3)精液検査をやってみた【不妊治療】

さて、ついに治療がスタートします。男性、女性に特別な原因が発見されない限りは、「タイミング療法」から不妊治療を始めることが一般的かと思います。タイミング療法の主役は女性です。なので、男はとくにやることありません。しかし、女性の体のことについて、深く理解することになるでしょう。この記事でも簡単に触れており、保健体育的な記述をさせて頂いています。

不妊症の原因

さて、精液検査の結果、精子に特に異常は見られませんでした。

ということは、女性側の問題なのか?しかし、並行して妻も検査を受けていたのです。

では、原因は何なのか?

ずばり、原因は不明です。

私たちの不妊の原因は、不明でした。

実は、不妊症の原因が不明であることは非常に多く、統計的には約1割程度は原因不明のようです。特に女性においては明確に原因が分からないものは「機能性不妊」とひとくくりにされるみたいです。例えば全ての器官が問題なくても、加齢というのも1つの機能性不妊になるようです。

なお、参考までに、WHOが纏めたデータによると不妊の原因、男女の割合は男性のみに原因がある場合は24%、女性のみに原因がある場合は41%、両方に原因がある場合は24%となっているようです。このデータからも、まぁ50%50%とはいかないまでも高い確率で男性側に不妊の原因があることが分かります。

なかなか興味深いデータですね・・・

 

タイミング療法とは?

さて、そもそもタイミング療法とは何なのか?Yahoo!ヘルスケアによりますと、

不妊治療の一つ。卵子と子宮内膜の発育を促す薬を投与したうえで、排卵の直前に性交するようにする。

女性の周期に全てを合わせる。

とあるます。まぁ簡単にいうと、タイミングよく性交をしなさい、ということです。

よっぽど女性の体に興味が無い限りは、男性としては28日?排卵?って人が多いと思います。僕もそうでした。

女性にとっては当たり前のことでしょうが、ここで女性の体のことについて簡単に記します。女性の周期は、生理→(約14日後)→排卵→(約14日後)→生理と、初潮から月経が止まる年齢まで28日の周期を繰り返しています。28日というのは人に拠るようです。

そもそも排卵と生理ってどういうことなのでしょう?

 

排卵

1周期につき、1つの卵子を排出します。この時に着床が無ければ、体内から排出される運命にあります。卵子は卵巣から飛び出てきます。この卵子の寿命はなんと1~2日です。この卵巣には生まれた時から200万から300万の卵胞という卵子の元が、すでにあるようです。勉強になりますねー。

 

生理

毎月女性は出血していて大変そうだなぁくらいにしか思っていませんでしたが、生理というのは卵子の排出作業なのです。卵子は卵巣からでて子宮にいるとき、子宮にくっつこうとします。膜をつくるのですが、それが子宮内膜と呼ばれます。着床せずに寿命を終えた卵子を排出するときに、膜も剥がす必要があり、その時に痛みと血が出てしまうようです。

 

さて、上に書いた通り、卵子の寿命というのは子宮にやってきてから1~2日しかない。一方で精子の寿命も2~3日程度。出会う場所は子宮のみ。おわかりでしょうか?本当にタイミングよく行為を行わないと、授精という現象は起きないのです。

これがよく「生理前だからOK!」という発言の根拠に当たるわけです。出会う確率は限りなく低い。なぜかというと卵子はすでに寿命を終えているのですから……。

 

前段が長くなりましたが、女性周期をしっかりと観察し、出会う確率を上げることがタイミング療法の趣旨です。

実際にタイミング療法を行う前から、多くの妊娠を希望する夫婦は自主的にタイミングを見計らっていると思われます。例えば市場には排卵チェッカーとよばれるものが流通しています。

最初はこれを使用して、自主的に簡単に排卵日が予測します。

 

【第1類医薬品】ハイテスターH 排卵日予測検査薬 10回用[排卵日検査薬]★要メール確認 薬剤師からお薬の使用許可がおりなかった場合等はご注文は全キャンセルとなります

価格:3,970円
(2017/6/6 21:49時点)
感想(0件)

しかしタイミング療法では定期的に通院し、排卵日及び性交を行う日を医師が指定します。

具体的に何を行うかといいますと

・体温測定

・通院(超音波エコーでの卵胞確認)

・薬の摂取

の3つです。両方女性のみが行うことです。男は指定された日に性行為を行うだけです。

 

体温測定

おそらくどこの病院に行っても課さられます。毎日、体温計で測定します。(男からすれば驚くことに)女性には「高温期」と「低温期」があり、排卵日は低温期の中でももっとも低温になります。なお排卵が終わると、高温期に入ります。

女性は、起きてすぐに体温計を口にくわえて、体温を測定し、それを毎日グラフに記入します。

なぜ起きてすぐかというと、活動を行う前の体温を基礎体温といいますが、それを指標にしたいからです。当然、運動すれば体温は上がりますから。またより正確な体温を測定したいということで、

グラフは楽天なんかでも購入できたりします。

病院に拠っては、グラフ表が支給されるようです。

 

通院(超音波エコーでの卵胞確認)

女性は生理が終わると何回か通院する必要があります。通院日は生理から○○日目、といったように病院から指定されます。

体温グラフを参照しながら、超音波エコーを使用し、卵胞のサイズを見ながら排卵日を教えてくれます。

卵胞はある一定の大きさになると排卵されるので、エコーでそれを確認しているのです。

女性には負担になってしまいますが、1周期で何度か病院に行く必要があります。男は今のところ必要ありません・・・

 

薬の摂取

病院で処方される薬を、指定された日に摂取します。

何を摂取するかというと、「排卵誘発剤」です。通院時に、

私の妻は、周期が本当に安定している人だったので、薬の摂取は最小限に少なかったと思われます。何錠飲むかは人によるみたいです。

加えて、ホルモン補填剤の摂取または注射を行います。

例えばHMGという薬はホルモン分泌を薬で促進することによって、卵子を大きく活発な状態にします。

私たちは1度転院して分かったのですが、薬は病院の考え方によって異なるようです。2つめの病院では、薬に頼らないことがモットーのようでした。おそらく、薬で女性ホルモンをコントロールすることは、体への負担が大きいと想定されます。この辺は医者の意見を聞きながら、決めてもいいのかもしれません。

 

IMG_0793

成功率

タイミング療法の成功率は、1回目は30%程度のようです。多くの不妊夫婦は自分たちの周期を誤って認識しているようです。不妊に悩んでいるのであれば、一度病院に行ってみるのはいいかもしれません。タイミング療法のステージでは体への負担は薬の摂取のみです。

成功率は、タイミング療法の回数を重ねると徐々に落ちていくようです。目安では5回から6回程度つまりは半年程度で結果が出なければ次のステップを病院から奨励されるのが通常のようです。

 

保険

タイミング療法は基本的には保険が適用されます。なので、出費は多くはありません。1回の受診で多くても数千円でしょうか。

 

結果

私たちは、2015年には自分たちが不妊だと認識し、自主的に排卵チェッカー等を使用していましたが、それでも全くうまくいかなかったので、同年9月頃から半年ほどタイミング療法にトライしました。タイミング療法をどれくらい続けるべきなのか、それは夫婦で議論すべきことになるかと思いますが、我々はうまく行く気配を全く感じとることができず、次のステップである人工授精(AIH)に進むことになりました。これは病院から勧められ、人工授精は同じ病院でできるということだったので、指導に従いました。

もちろん、タイミング療法で成功した夫婦も知っています。不妊に悩んでいる方々には、是非タイミング療法に早めのトライを勧めます。費用が少ない割には成功率も高く、まさにローリスクハイリターン。

我々は、人工授精(AIH)のステージに進みます。

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>